2019/03/01
2019年1月29日に新年の音楽会を開催しました。昼食後に思い思いの時間を過ごされる中での本日のイベントとして、ご参加者は約15名でした。
毎回、季節にふさわしい楽曲で、静-動-静の構成で心地よく過ごしていただけるよう心がけてプログラムを考案しています。1月を意識した数々の楽曲を取り揃えました。
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1曲目は1日の始まりを1年の始まりになぞらえて演奏。
- 「ペール・ギュント第1組曲」より 朝(グリーグ 作曲、久木山直 編)
次は、地元ウィーンでは新年はこれを聴いて始まるというお馴染みの曲を。
- 美しく青きドナウ(ヨハン・シュトラウスⅡ世 作曲)
次は1月生まれのクラシック音楽家の楽曲を年代に沿って3曲続けます。
- アヴェ・マリア(シューベルト 作曲)
2曲目は、フィギアスケーターの浅田真央選手が2006-2007年のシーズンのフリー演技で使用しました。フィギアスケートが盛り上がる今の季節もイメージして選曲しています。
- チャルダッシュ(モンティ 作曲)
3曲目が書かれたのは1959年、フランスのシャンソン歌手として絶大の人気を誇っていたエディット・ピアフを讃える気持ちで、と、プーランクが想いを曲にのせた気持ちが少しでも同調できるものがあれば自分も曲にのれるだろうか、と思ってピアフの生きざまやプーランクの他の作品をあらためて覗いてみたりしました。ちょうど60年前、これからテレビ全盛時代が到来するような時代に投影させて私自身が感じたものとは—
~ここにおいでになる大先輩の皆様方が歩んでこられた年月の中で、過去60年間に戦争を引き起こさず、こうして私自身が好きなようにこれまで生かせてもらえる世の中を保っていただけた皆様方を讃え、厚い感謝の気持ちをもってこの曲を弾きたいと思います~
- エディット・ピアフを讃えて(プーランク 作曲)
ここからは日本の歌謡曲や叙情歌でご一緒に歌ってお楽しみいただく時間です。
- 上を向いて歩こう(永六輔 作詞、中村八大 作曲、石川芳 編)
- 故郷(高野辰之 作詞、岡野貞一 作曲、轟千尋 編)
- 川の流れのように(秋元康 作詞、見岳章 作曲、HMF 編)
最後は立春を間近に春の訪れを待つ想いで。
- 早春賦~美しく響くソロver.(バージョン)~(中田章 作曲、大宝博 編)
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なつかしい日本語の曲もプログラムに取り入れまして、川の流れのように、では謳いあげた皆様から歓声と大拍手。そのあとの早春賦もピアノソロバージョンでしたが、楽しく口ずさんでくださいました。気持ちよく過ごしていただける時間となったら幸いです。私にとっても癒しの時間となり、どうもありがとうございました。
プログラムはトークを含めて40分ほどの内容です。
【当日プログラム】*印はご一緒に歌うことを想定
1.「ペール・ギュント第1組曲」より 朝(グリーグ 作曲、久木山直 編)
2.美しく青きドナウ(ヨハン・シュトラウスⅡ世 作曲)
3.アヴェ・マリア(シューベルト 作曲)
4.チャルダッシュ(モンティ 作曲)
5.エディット・ピアフを讃えて(プーランク 作曲)
6.上を向いて歩こう*(永六輔 作詞、中村八大 作曲、石川芳 編)
7.故郷*(高野辰之 作詞、岡野貞一 作曲、轟千尋 編)
8.川の流れのように*(秋元康 作詞、見岳章 作曲、HMF 編)
9.早春賦~美しく響くソロver.(バージョン)~(中田章 作曲、大宝博 編)