2019/04/27
演奏会当日の午前中の練習法
平成最後となった4月26日のピアノサロンイベントの様子についてはPiafinity Musical Performanceにアップしています。
今の音楽中心の生活となって以後、ようやくウォーミングアップに時間を割くことができるようになったので、演奏会当日に限らず、少しでも長く弾き続けられるように指の筋肉を鍛えるための訓練を習慣にしています。
著名なピアニストでも一日のうち基礎練習に3時間も充てて実際の楽曲練習には残りわずか3時間というほど、楽曲に向かう前の基礎練習なり音楽の知見を広める様々な学習なりの重要性は言うまでもないと考えます。
翻って自分はというと、ピアノ演奏の絶対量では明らかに蓄積が少なく身体的能力も衰えている今、徒に練習時間を増大させれば翌日以降の体調に影響を及ぼすのは必至です。とはいえ、ピアノに集中し始めると30分~1時間ごとに休憩して水分を補給しながらも(←これ鉄則)、日によっては気づくと8時間以上弾いてしまうこともあります。
では、中年期からのピアノ演奏者はどのように腕を磨いていこうか…
これからピアニストを目指していく若い学生と違って基礎練習に日常的に3時間を割くことは厳しいので、ウォーミングアップについては「今のところ30分はやってみよう!」と決めて、以下のメニューにしています。
ウォーミングアップから演奏練習まで3時間でできること
- ウォーミングアップ(約30分程度)
ラジオ体操+指立て伏せ(のつもり)+ハノン1-31番、37番、32番、39番(音階練習)、41番(アルペッジョ)
1-31番の間で部分的に半音階上げて調をかえていく練習を入れる時もあります。
もう少し楽曲のレパートリーが増えて余裕ができれば、その時々の楽曲に応じて42番以降も取り上げようかと考えていますが、今の自分にはこの程度が無理なく適当だと考えられ、一応、幾人かの現代のピアニストやオルガニストの練習法も調べてみたハノン利用の相場観からこのやり方を取って実践しています。
まだまだお伝えできるハノンの利用法、ハノン以外の利用法などは本日は割愛して…。 - 演奏練習(2時間半程度)
- クラシック曲については「漏れなく!」片手ずつのスタッカート練習と両手合わせ。
?これにより、指の動きが繊細になり、音の粒が揃うと確信しています。
- 本番プログラムで2回程度弾き通します。
こうして午前中トータル3時間程度使い、午後開催の音楽会へと向かう、という流れです?