2019/12/07
12月6日の音楽会の様子についてはPiafinity Musical Performanceにアップしています。
不定愁訴✍
病気だというほどでもないのだろうなと思う程度の、なんとなく体がだるいとか頭痛がするとか…自分の体の不調があってもどうすればよくなるのか、何からどこに相談すれば良いのか分からないというのは、成長するにつれて多くの人が何かしら経験しているのではないかと思います。
姿勢矯正への道、自分のケース
生まれつき股関節亜脱臼であることを理由に(していただけで自分で自分を洗脳していた部分が大きかったのですが、この話はまた別で)、小学6年生から様々な整体に❝時間がある時に❞お世話になってきました。
整形外科には小学生の時点で残念な想いをした経験があったので自然と民間療法に向くようになった一方で、定期的に継続する時間を割くほど自分の体を労わることを優先してこなかったので、結果的にせっかく治療してもらっても自分の体の癖にすぐ戻ってしまい、費用対効果の低い生活を繰り返してきたと思っています。
仕事を辞めたら時間を割いて治そう、ともはや思考回路も乱れ本末転倒な状況。まさに不定愁訴で体が悲鳴を上げて限界❕と思ったので退職。
その後少し経ってから、音楽生活を新たに始めようと思い立った時に、まずは基本の体づくりからきちんとしていかないと!と行動に移してから今年の夏まで7ヵ月間、体全体の治療を徹底的に続けました。
こうして姿勢矯正ができたおかげで、長年続いていた背中のどうしようもない凝りと疲れやすい状態からは解放されています。治療の間隔を空けてもセルフケアをしていけば大丈夫だと太鼓判を押され、今夏以降には肩廻りや腕の付け根からほぐしていくセルフケアを毎日こまめにしています。
自分なりの指の麻痺症状とのつきあい
3ヵ月ほど前に怪我をした小指は、7ヵ月間の治療を終えるころから徐々に麻痺症状が出てきていた2本の指のうちの一本。更年期障害の現れなのか、いきなりピアノを長時間弾くようになったことによる負担なのか…と7ヵ月やってきて次はこれか・・・と、正直なところこれまでになかった麻痺の感覚に最初は衝撃を受けました。(怪我の原因については、恐らく指が麻痺していたせいで加減が分からないまま打ちつけたせいかと思います。)
それでも、体全体がどうにもこうにも…(-_-;)と思っていた頃よりも最近の方が断然、体の調子が良く上向きな気持ちになっているのは紛れもない事実。なので、悪いところが局所的にこうして出てくるようになったのならセルフケアも局部に絞っていけばよいのだ、と気持ちを切り替えるのも早かったです。
これから先の残された時間を弾ける限り弾きたいと思って音楽の生活を始めたのだから、やってみて大丈夫そうだと思うことは試していけばいい!と。
弾けない時間には焦らず、自己流にならず、専門的知見を基に原因分析してみること
もう一度、脱力奏法を唱えている先生方のモノの書籍やらネット情報やらも読み直してみて、また、整形外科専門医が発信しているネット情報からの新たな知見も参考にしてみて、自分の場合は、肘の高さが無理のない自然な位置を保って鍵盤に触る体勢になっていない癖が残ったまま、肘に負担がかかっている状態で長時間いることが最大原因だろう、と局所に絞って自分の弾き方の悪い点も見い出せました。
特に寒くなってきたこのごろ、そろそろ感覚的には9割がた指の調子が良くなってきたかと思い始めた矢先に激しい痛みとこわばりへと逆戻り。何⁈とまたショックを受けながらも、肘から先の腕の外側を通る神経廻りを揉んでいくと呼吸合わせしないと苦しいほどほぐれるまでに痛みを感じるポイントの筋があり、凝り固まっているのが分かりました。ほぐしていくとスッと抜けるようにひどい指の痛みとこわばりは消えていきます。怪我をしていない右腕も同様。寒くなって余計に腕全体からこわばって力んで弾いていたのかもしれません。
暖かくして安らぐ環境で楽な気持ちでピアノに向かえるよう、まずは自分の体をいたわることを第一に。そうしないと聴いて下さる方々にも楽になってもらえませんよね☺